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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
スコア+パート譜セット
【編成】
弦楽三重奏(Violin, Viola, Violoncello)または
弦楽合奏
【難易度】4.中級〜上級者向き
【原曲】Prelude and Fugue No.2 BWV.847 (from "The Well-tempered Clavier, Book1") / J.S.Bach
【編曲】
遠藤雄一 (Yuichi Endo)
【作者webサイト】
https://igrecmusique.com/
【演奏時間】約3分
ピアノを習い始めてだんだん上達してくると、必ずと言っていいほど誰もが取り組む作品であり、ピアノのための旧約聖書と称されるJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」。中でも人気のある「第1巻ー第2番」を弦楽器で演奏できるようにするという課題に対して、一つの答えとして製作しました。
フーガは3声によるものなので、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる編成に各声部を割り当てて、内容的にはほぼそのままのものとなります。プレリュードは基本的に2声で書かれていますので、同一の編成としてまとまるように和声的補充となる一声部を加え、原曲のパートがきびきびした動きのものなので、緩やかに息の長いフレーズにしました。原曲はハ短調ですが、最低音の関係で一音上のニ短調となっています。
楽譜制作はヘンレ版を底本としていますが、基本的にテンポが表記されている事はないので、冒頭のテンポ表示は出版条件の関係上便宜的に付したものであり、プレリュードの途中の Presto Adagio Allegro のみが原版の指示となります。個人的な一つの解釈として、又、平均律の模範演奏とされているリヒテルのテンポ感をもとにして Allegro 及び Allegretto としましたが、解釈は人によりまちまちで、特にプレリュードの前半などは、実際ゆっくり弾くピアニストも多くいます。アーティキュレーションに関しても同様の理由で、又、後から自由に書き加えられるように、特に何も付しませんでした。
デモ演奏は、飽くまで自分なりの一つの解釈として作りました。速いですが、速ければ良いという訳でもないので、ゆっくり弾いてもそれはそれで一つの世界を創れると思います。純粋にヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを一人ずつと考えて編曲しましたが、プレリュードの Adagio はソロにするなどして、多人数でのアンサンブルも可能かと思われます。
キーワード:弦楽アンサンブル 弦楽トリオ ストリングトリオ バイオリン ビオラ ヴァイオリン ヴィオラ チェロ 弦楽合奏