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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
スコア+パート譜セット
【編成】
木管四重奏(Flute, Oboe, Clarinet, Bassoon)
【難易度】3.中級者向き
【原曲】MENUET sur le nom de HAYDN / Maurice Ravel
【編曲】
遠藤雄一 (Yuichi Endo)
【作者webサイト】
https://igrecmusique.com/
【演奏時間】約2分
ハイドンの没後100年に際し、音楽雑誌の企画に対して作曲された作品です。
AからZまでのアルファベットの順序をラシドレミファソの繰り返しに当てはめる手法をとり、Hのみ例外的にドイツ音名であるシとし、ハイドンの綴りであるHAYDNが置き換えれたシラレレソの音列をモティーフとして用いる事を条件としています。
中間部では、HAYDNのモティーフの逆行や反行の逆行が用いられ、又、単に反行した音列を発展させたフレーズも用いられており、曲は逆行形を発展させて展開していきます。
生涯を通じ、急進派の作曲家として創作に励んだラヴェルですが、「クープランの墓」で見受けられるような、過去の作曲家への敬意が感じられる作品となっています。
原曲はピアノ独奏曲で、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットによる木管四重奏にアレンジしました。誤読を避けるために、スコアの方にはなるべく臨時記号を書き入れましたが、パート譜の方には必要最低限のものしか記していません。
原曲譜では、HAYDNのモティーフが現れるところにはアルファベットが付されているのですが、展開したものには付されていません。この編曲版にも同じように書き込みましたが、さて「単に反行した音列を発展させたフレーズ」は、どこでしょうか?
キーワード:木管アンサンブル クラリネット フルート オーボエ ファゴット バスーン 楽譜 ラベル