五線譜（運指付き）
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(注：ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります）
【編成】
ギターソロ（Guitar Solo）
【難易度】４.中級〜上級者向き
【原曲】Sonata A Major Weiss SW 46 / Silvius Leopold Weiss
【編曲】
野村泰則 (Yasunori Nomura)
【演奏時間】約25分
シルヴィウス・レオポルド・ヴァイスSilvius Leopold Weissのリュートのためのソナタ イ長調 Weiss SW46のギター編曲版です。編曲は３弦をf♯に下げた変則調弦を用い、原調で行なっています。
ドレスデン版＜組曲No.21＞と呼ばれることもあるこの作品は、ドレスデン手稿譜のみで伝えられてきたもので、異稿は残されていません。音楽評論家の渡辺和彦氏が「現代ギター」誌上で絶賛していたソナタの一つで、Robert Barto、佐藤豊彦氏のリュートでの名演が知られています。
以下の6曲で構成されています。
Ouverture
フランス風序曲で、緩やかで荘重な前半部分に速いフーガ風部分が続くJ. B.リュリJean-Baptiste Lully 由来のスタイルで書かれています。
Courante
Couranteと書かれていますが、イタリア風のコレンテCorrenteです。110小節にも及ぶヴァイスらしい充実したクーラントです。
Bourrée
出だしが下属調のニ長調で始まったように聴こえる、「だまし絵」ならぬ、「だまし音楽」といったところでしょうか。ヴァイスによく見られることですが変則的な小節構造も特徴的です。
Sarabande
平行調の嬰へ短調で書かれた抒情的な作品で、ヴァイスのカンタービレ技法が美しく展開されています。
Presto
活気に満ち、突き抜けるような美しさを持つ華麗な作品です。
Menuet
ブーレと同じように変則的な小節構造で書かれており、ユーモラスな語法を持つメヌエットです。編曲者が小節構造に手を加えた、比較研究用のメヌエットも付録として添えあります。
全曲、詳細な左指運指付。巻末に、解説、交換可能な編曲上の別アイディア、本稿とは異なる運指を施したパッセージ集などを収載しています。全33ページ。
ギターが良く響く作品です。是非お楽しみ下さい
キーワード：ギター曲 楽譜
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