スコア+パート譜セット
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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
【編成】
木管五重奏(Flute, Oboe, Clarinet, Horn, Fagotto/Bassoon)
【難易度】5.上級者向き
【原曲】Le Tombeau de Couperin - "Fugue" and "Toccata" / Maurice Ravel
【編曲】
穐吉 馨 (Kaoru Akiyoshi)
【作者webサイト】
http://bach-fuga.seesaa.net/
【演奏時間】各曲3〜4分程度
モーリス・ラヴェルの《クープランの墓》は全6曲からなるピアノのための組曲ですが、編曲においては作者自身がアレンジ(オーケストラ版)を手がけなかった「フーガ」と「トッカータ」の2曲が欠けていることが多く、組曲としての統一性にやや欠ける印象がありました。従って、この度は色彩的表現を得意とし、割合多くのアレンジ譜が出版されている木管五重奏のためにこの2曲を補完する目的で作られました。
★【フーガ】
基本的には3声のフーガなのでそのまま演奏すれば良いですが、反行形やストレット等、様々な主題操作が現れるため、如何にこれら主題声部を明示するかがポイントになるでしょう。又、低音域での密集声部では各パートが埋没しないように気をつけて下さい。尚、ホルンは一部にミュート(sordino)が用いられます。
★【トッカータ】
原曲の「トッカータ」はピアノという楽器に完全に特化した音楽であり、そのままの形ではアンサンブルでの演奏が到底不可能であるため、編曲ではかなり思い切った書き方を実施しました。全パートに共通することですが、スタッカート(※ダブルタンギング)による同音反復音が終始現れ、この曲の全体的な流れを特徴づける要のフレーズになっています。パートによっては長い時間継続される箇所もあり、ブレスが難しいことも予想されることから(※記号は書かれていませんが、一応ブレスポイントは考慮してあります)困難である場合は奏者判断で適切に処理して下さい。テンポは♩=130を指定していますが、もし可能であるならもっと速く演奏しても構いません。
技術的に難しいパッセージや、耐久力、スピード感、パワー、音域、表現力等も多々要求されますが様々なアンサンブルに挑戦して貰いたいと思っています。尚、他の4曲に関しましては市販されている木管五重奏用の楽譜をご利用になって下さい。
キーワード:木管アンサンブル 楽譜 ファゴット バスーン オーボエ フルート ホルン アンサンブルコンテスト アンコン