スコア+パート譜セット
【編成】
コントラバスソロとピアノ(Contrabass/Double Bass and Piano)
【難易度】4.中級〜上級者向き
【作品名】Sonata for Double Bass and Piano No.2
【作曲】
小室昌広 (Masahiro Komuro)
【演奏時間】約15分
*ソロチューニングのコントラバスとピアノのための、標題をもつ3つの楽章からなるソナタです。
*コントラバス独奏の個性的で多彩な表情をちりばめました。
*第1楽章「地中海」は南国の海のきらめきのようなピアノの分散和音に乗って朗々とコントラバスが歌って始まります。繰返しの部分も含め唐突に曲想が変わります。場面転換がいろいろあり、様々な情感が現れます。オペラのワンシーンを切り取ったような部分もあります。
*第2楽章「オールディーズ」は、イーグルスの「デスペラード」と同じフレーズで始まるメロディが、動きのあるバス進行に乗って流れていきます。フレーズを繰り返すときにコントラバスとピアノでメロディとバスを入れ替えるので、譜面上は繰返しがありませんがA・A・B・B・コーダの形式になっています。
*第3楽章「シュトラウス」は、普段はコントラバスがほとんど1拍目しか弾かないウィンナーワルツの様式で出来ています。いつもはワルツで縁の下の力持ちに徹するコントラバスが主役となって活躍する楽曲となっています。終結句の直前に、「美しく青きドナウ」の冒頭のような響きの中でコントラバスがフラジオレットだけで旋律をのびのびと歌い上げます。ヨハン・シュトラウスを連想させるフレーズがちりばめられています。
キーワード:コンバス 弦バス ベース 独奏 楽譜 contrabass ソロコンテスト リサイタル