スコア(33ページ)+パート譜セット(全77ページ)
【編成】オーケストラ(管弦楽):
Flute1/2, Oboe1/2, Clarinet1/2, Bassoon1/2, Horn1/2, Trumpet1/2, Timpani,
1st Violin, 2nd Violin, Viola, Violoncello, Double Bass
【難易度】4.中級〜上級者向き
【原曲】Fantasia in F minor, K.594 (Adagio and Allegro) / Wolfgang Amadeus Mozart
【編曲】
大谷木 靖 (Yasushi Oyaghi)
【作者webサイト】
http://biggoatgakufu.jimdo.com/
【演奏時間】約10分(繰り返しした場合)
モーツァルトの「自動オルガンのためのアダージョとアレグロ」(KV594)をオーケストラに編曲しました。あまり有名な曲ではないかもしれませんが、晩年の傑作のひとつだと思います。
元はヨーゼフ・ダイム・フォン・シュトリテッツ伯爵によってろう人形館の効果音楽?として依頼されたもので、元帥フォン・ロウドン男爵の葬送音楽として定時に鳴らしていたようです。
バセットホルンなどで渋く決めたくなるようなアダージョ部分(葬送音楽)。ファンファーレで始まるアレグロ部分(軍人としての活躍を表す)、などモーツァルトの脳内ではオーケストラサウンドで鳴っていたように思えます。短い管しかない自動オルガンでの作曲にあまり気が乗らなかったような手紙が残っていますが、死の一年前の作品(三大交響曲より後)という円熟期の作品であり傑作だと私は思います。
今回は自動オルガン入力用の4段譜(原曲)を底本としてスコアを書きましたが、作曲者自身によるピアノ連弾編曲も参考にしています。両者は微妙に音などちがいます。ダイナミクスは(オルガン版には当然ついてない)ピアノ版を参考にしつつ私の感覚で付けています。また、(他人によるであろう)パイプオルガン生演奏用の編曲も若干参考にしました。
編成は
フルート2、オーボエ2,クラリネット2,ファゴット2
ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦五部です。
管楽アンサンブル(管楽4重奏、5重奏、クラリネットアンサンブル)の演奏はYouTubeに何種類かあります。やはり生の楽器で歌うと全然違います。スコアを書いていて思いましたがこれは本当に傑作、オーケストラで鳴らしたら本当に素晴らしいものになると思います。
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