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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
スコア+パート譜セット
【編成】
弦楽四重奏(1st Violin, 2nd Violin, Viola, Cello)
【難易度】2.初級〜中級者向き
【原曲】1. La candeur - from
25 Etuden, op.100 / Johann Burgmuller
【編曲】
西 大樹 (Daiki d. NISHI)
【作者webサイト】
http://www.paxina.net/paxi
【演奏時間】約1分30秒
1851年に初版が発表されて以来、約150年以上にわたってピアノ練習曲の名著として世界に愛されてきた「25のやさしい練習曲」は、ピアノ記譜法の変遷に合わせて時代とともに改訂が重ねられてきました。
19世紀前半頃までは、ピアノ記譜法(とりわけスラーの考え方)は基本的に弦楽器の記譜の原則に沿うものが一般的でした。しかし、ショパン・リスト等の登場に始まるピアノ音楽の急速な隆盛に伴ってその習慣は更新され、本書の記譜もそれに従うよう改訂されていきました。その結果、今日一般的な書店に並ぶ本書は、初版当時とは内容が大きく異なっています。中には記号類のみならず楽曲全体の構造や和音を変更されている楽曲さえも存在します。
このトランスクリプションは、1851年初版が本来持っていた弦楽的性格を呼び戻し、作曲家・ブルグミュラー自身が当時脳裏に思い描いていたであろう音楽的ニュアンスを弦楽四重奏で再現しようという試みです。
また、もうひとつの試みとして、独奏から四重奏への拡大に伴う音楽そのものの「拡大」の可能性を編曲者が新たに提案しようというものでもあります。楽器法・管弦楽法の考え方の多くは、パリ国立高等音楽院・フーガ科教授(1978年-)ミシェル・メルレ氏から筆者が受けた3年間の教えに倣っています。この楽譜は「ブルグミュラー」を弦楽四重奏で演奏する、またはそれを試聴することのみにとどまらず、作曲家・編曲家を志す初級者のための良い模範となることも目的の一つとしています。
編曲作業の原典の大部分はウィーン原典版(Wiener Urtext Edition)に基づいています。また一部の記譜・解釈についてはペーター版(C. F. Peters)を参考に致しました。
同シリーズ :
ブルグミュラー 《25の練習曲》op.100より 弦楽四重奏 全楽譜リスト
キーワード:弦楽カルテット ストリングカルテット 弦楽アンサンブル ヴァイオリン バイオリン ヴィオラ チェロ 弦楽四重奏 合奏 楽譜 ピアノの発表会