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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
スコア+パート譜セット
【編成】
木管六重奏と鍵盤楽器(2 English Horn, 2 Horn, 2 Bassoon, Harpsichord)*
*1st English HornはSoprano Saxophoneで代用可能。
【難易度】3.中級者向き
【原曲】Nasce la pena mia / Alessandro Striggio
【編曲】
穐吉 馨 (Kaoru Akiyoshi)
【作者webサイト】
http://bach-fuga.seesaa.net/
【演奏時間】約5分
Alessandro Striggio(アレッサンドロ・ストリッジョ)はルネサンス時代の作曲家で声楽曲を中心に多彩な音楽を作りました。現在では古楽関係者を除くとマイナーな存在ではありますが、緻密な対位法と美しいハーモニーを伴う音楽が特徴です。
Nasce la pena mia(我が苦しみは生ず)は元来6声の声楽マドリガーレであったようですが、この度の編曲ではイングリッシュホルン、フレンチホルン、ファゴットといった現代のモダン楽器による編成になっています(チェンバロのみ除く)。
ソロを担当する1stイングリッシュホルンはツィンク(角笛=ルネサンス時代の金管楽器の一種〜Cornettoとも呼ばれる)をイメージしつつ、即興的に装飾音を多用して自由に演奏すると雰囲気が出ると思います(※1stイングリッシュホルンはソプラノサックスの代用が可能ですが、こちらのほうがよりツィンクの音色に近いかもしれません)。またオブリガートの鍵盤楽器は本来チェンバロの使用が望ましいですが、ピアノでも代用可能です。その場合は常に弱音ペダルを用いてあまり目立ちすぎないように演奏すると良いでしょう。
本来このような音楽は古楽器によって演奏されるのが筋かもしれませんが、モダン楽器による演奏も悪くないのではないでしょうか。古き時代の響きをぜひ楽しんでみて下さい。
キーワード:ルネッサンス 古楽アンサンブル 楽譜