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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
スコア(62ページ)+パート譜セット(全172ページ)
【編成】
オーケストラ(管弦楽):
Piccolo, 2 Flute, 2 Oboe, Clarinet in E♭, Clarinet in B♭ and A, 2 Bassoon,
4 Horn, 2 Cornet, 2 Trumpet, 2 Trombone, Bass Trombone, Tuba, Timpani, Percussion, Harp,
1st Violin, 2nd Violin, Viola, Violoncello, Double Bass
*クラリネットはB♭・A持ち替え
*パーカッションの編成:スネアドラム、タンブリン、トライアングル、銅鑼、シンバル(合わせ、サスペンド)バスドラム、鐘(チューブラベルC#)
【難易度】5.上級者向き
【原曲】The Dream of Young Peasant Grizko from
The Fair at Sorochynsti / Modest Petrovich Mussorgsky
【編曲】
大谷木 靖 (Yasushi Oyaghi)
【作者webサイト】
http://biggoatgakufu.jimdo.com/
【演奏時間】約10分
ムソルグスキーのオペラ《ソローチンツの市》第3幕第1場より「若い農夫グリーチコの夢」の場面をオーケストラ曲にしました。
いわゆる「禿山の一夜」です。
普通はリムスキー=コルサコフの編曲で演奏されることが多いのですが、これはムソルグスキーの素材に基づくリムスキー=コルサコフ作品といっても良い位、構成、音階、和声が変えられてしまっています。また最近は1867年版(いわゆる原典版)も人気ですが、バラキレフに演奏を断られたほどオーケストラが難しく演奏不能に近い部分もあります。
ムソルグスキーの最終的なアイデアは「ソローチンツの市」のバージョンにあると考えられます。音楽学者パーヴェル・ラムが校訂しソ連の作曲家シェバーリンがオーケストレーションした版で聴くことができますが、混声合唱+児童合唱+バリトン独唱が必要なのでオーケストラのレパートリーになりにくいです。
そこでオペラのピアノ譜に基づいてオーケストラ作品としてまとめてみました。オケ曲として成り立つように最小必要限のカットはしています。またオーケストレーションは1867年の原典版、1886年のリムスキー=コルサコフ版、1931年のシェバーリン版を見比べることができる立場なので、それぞれの良いとこ取りをしつつ、自分の考えを入れてます。
編成は1867年版のオーケストラを基本にしています。打楽器も同じものを並べています、但し、
クラリネットのうち一本は悪魔の叫びを表現する助けになると思い小クラリネット(E♭)にしました。(幻想交響曲参照)
また夜明けのシーンに必要な鐘(チューブラベルで良いと思います。)とハープは追加しました。
原典版に合わせるためコルネット2、トランペット2としていますが、特にこだわりはないのでトランペット4本で演奏して良いと思います。
数年か十数年のちには「禿山の一夜」といえばこの版が主流になり「昔はリムスキー=コルサコフ版なんてものもあったな」と言われることを夢見て(野望を持って)精魂傾けてスコアを書きました。
自分のホームページ内ブログに多少の解説があります。
パート譜はフルート、チェロ、コントラバスのみ見開きスタート(1ページめが左になる)でその他は奇数ページが右に来るよう、考えてあります。
※こちらは電子(PDF)楽譜のみの販売になります。
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