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(注:ファイルサイズを小さくするためにJPEG化し、画質を落としてあります)
【編成】吹奏楽小編成:
Flute1/2, (Oboe), (Bassoon), Clarinet in B♭1**/2**/3**, (Bass Clarinet),
Alto Sax1/2, Tenor Sax, Baritone Sax
Trumpet1/2(Mute使用), Horn1/2, Trombone1/2, Euphonium, Tuba, (String Bass)
Timpani, Glockenspiel, Vibraphone, (Chimes)
*()内の楽器は省略可
**2名以上を推奨
【難易度】3.中級者向き
【原曲】No.9 Adagio "Nimrod" from
Variations on an Original Theme for orchestra, op.36/ Edward Elgar
【編曲】
繁定 茉名音 (Manato Shigesada)
【演奏時間】約5分
今回は、エルガー作曲、変奏曲「謎」(エニグマ)よりとても有名な第9変奏曲『NIMROD』です。エルガーの友人とよくベートーヴェンの話で盛り上がった、という話が伝えられており、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の第2楽章の和声進行と同じにしてあるようです。
調性も原曲と同じE♭Durです。Tempoですが、原曲には四分音符が53の指定となっていますが、かなり速く流れてしまうような気がします。楽譜には原曲と同じTempoにしましたが、参考音源のほうでは、もし私が指揮をするなら・・ということで四分音符が26ぐらいの設定で作ってあります。こちらも指揮者の解釈によって変わると思います。
冒頭1小節目には前曲からの弦楽器のピアニッシモのataccaをイメージしてChimesとVibraphoneのRallを入れてあります。そして原曲は弦楽器群の弱音で主旋律が奏でられますが、次の木管群と差が付きにくいことから、Tenor Saxophone 、Trombone 1、そしてEuphoniumで主旋律を演奏するように組んであります。時々出てくるCelloの高音の動きは、Muteを使ったTrumpetとAlto Saxophone等に当ててあります。
中間部には原曲には無いですが Glockenspiel Vibraphoneによるオクターヴの8分音符の刻みを入れています。
音量はバランスを考えて、強弱記号を原曲とは少し違う形に書き換えてあります。Sax群と金管群(Hr以外)は1ランク音量を小さい記譜をしています。Timpaniにも、大きく盛り上げてほしい、と思うところはフォルテを1つ増やしたりしています。但し、ボリューム的な問題ではなく周りの音を聴いてまとまった全体としてのフォルテッシモやフォルテを考えて演奏して頂きたいです。指揮者のバランス感覚が大切になるかと思います。
Oboe、Bassoon、 Double Bassが無い、更にCl3とBassClもいない・・という団体でも(Baritone Saxophoneしか木管低音がいない)演奏は可能かと思います。
時間は、テンポ設定にも寄りますが4、5分位かと思います。演奏会、コンクールで演奏して頂いてヨーロッパでも島国イギリスは、大陸の方とではまた響きが独特だと思いますので、演奏して楽しんで頂けたらと思います。(コンクールではこの曲だけでは時間が少し余ってしまいますので、別冊ですが第14変奏曲(E.D.U)終曲より途中からのものを編曲していますのでそちらと併用して演奏して頂ければ幸いです)
キーワード:吹奏楽 自由曲 選曲 楽譜 独創主題による変奏曲 Variations on an Original Theme for orchestra Enigma Variations 「謎」 メモリアル セレモニー 葬儀 卒業式 楽譜