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スコア(11ページ)+ピアノスコア+パート譜セット(全53ページ)
【編成】テノール独唱とオーケストラ(管弦楽):
Flute1/2, Oboe1/2, Clarinet in A1/2, Bassoon1/2,
Horn1/2/3/4, Trumpet in F1/2, Trombone1/2/3, Tuba,
1st Violin, 2nd Violin, Viola, Violoncello, Double Bass,
Timpani, Triangle, Tambourine, Cymbals, Bass Drum, Harp
【難易度】4.中級〜上級者向き
【原曲】
O sole mio! / Eduardo Di Capua
【編曲】
小室昌広 (Masahiro Komuro)
【演奏時間】約3分
この楽譜は、ナポリ民謡「オー・ソレ・ミオ」のテノール独唱用オーケストラ伴奏版で、華やかでオペラ的な要素を取り入れたアレンジが魅力です。演奏はト長調で、オーケストラスコアとパート譜に加え、テノールの練習用としてピアノ伴奏にアレンジした歌唱用譜面も含まれています。
この編曲は、2024年8月18日に千葉市民会館で行われた習志野シティフィルハーモニック第78回定期演奏会にて、テノール歌手磯崎康陽氏による初演のために作成されました。当初、適切なオーケストラ伴奏が見つからなかったため、オペレッタやオペラのアリアを取り入れたオリジナルの伴奏版を作成しました。
編曲の特徴として、曲全体にオペラの要素がふんだんに盛り込まれています。冒頭はプッチーニの歌劇《ラ・ボエーム》のテーマで始まり、前奏に繋がり、歌の始まりからは第2幕のムゼッタのアリアが背景に流れます。後半に進むと、ビゼーの《カルメン》の「ハバネラ」が、さらに間奏では《ラ・ボエーム》のロドルフォのアリアのクライマックスが組み込まれ、歌詞の2番に入るとミミのアリアが背景となります。
最終的に、《ラ・ボエーム》第4幕のペンを投げるシーンや、リムスキー=コルサコフの《シェヘラザード》のクライマックスフレーズも取り入れられ、華やかにフィナーレを迎えます。1番の歌詞は昼、2番は夜の情景を描いており、それぞれのシーンにマッチする登場人物を選定し、歌詞との調和が図られています。
副題としてイタリア語で「…chi é?」と添えており、日本語では「…って誰?」という意味で、歌い手が太陽に例えた恋人を歌うシーンに複数の女性像を重ねたオペラ的な要素が感じられる作品です。
キーワード:バイオリン ヴァイオリン 楽譜 オーケストラ ビオラ ヴィオラ チェロ コントラバス オーケストラ版 オケ版 オーソレミオ テノール歌手